1万円以内で買えるおすすめパソコン電源 まとめ

1万円以内のおすすめPC電源


7000円以下
玄人志向/KRPW-L5-500W/80+

7000円〜1万円
Seasonic/
SS-300SFD
Antec/
NE650C
玄人志向/
KRPW-PT600W/92+REV2.0
Seasonic/
SSR-450RMS



番外編
玄人志向/KRPW-P630W/85+
HUNTKEY/
絢風300(HK400-52PP)



高品質な電源まとめ

用語解説

安物電源用語

リンク集
電源容量☆皮算用☆計算機。
コンデンサメーカー一覧サイト











  更新:2016/5/10


1万円以内で買える安くて高品質なPC電源をまとめてみました
                                     長持ちのポイントは、コンデンサーとファンです。


5000円以下

このクラスの電源は、はっきりいってまともな物はほとんどありません。
コンデンサの耐久性が低くてすぐに壊れたり、安定性が悪かったりするものが多いです。
また、総合出力の割には12V出力が低く、実質的な出力は小さい機種が多いです。
電源は壊れるときにマザーボードなどの部品を道連れにすることもあるので、粗悪な電源の使用はできるだけ避けた方が良いでしょう。



 
玄人志向
KRPW-L5-500W/80+
80PLUS
スタンダード

総合出力 500W
製造元   Enhance
コンデンサ 1次:海外製105℃
        2次:海外製105℃
ファン    スリーブベアリング

12V出力 456W
プラグイン有無 ×(なし)
騒音 18.7db〜28.6db(出力50%時19.3db)

おすすめ度★★(2/5)

 
 <長所> わりと静か
 <短所> コンデンサが海外製、ファンがスリーブ式(低寿命)



5000円〜10000円

5000円以下の電源と比較すると、耐久性の高い部品が使われている機種が多くなります。
ファンはスリーブ方式よりも耐久性の高いボールベアリング方式、2次コンデンサに耐久性の高い日本製を採用している機種もあります。
コンデンサは1次よりも2次が壊れやすいので、2次の方を重視してください。
 

Seasonic
SS-300SFD

80PLUS
スタンダード

総合出力 300W
製造元   Seasonic
コンデンサ 1次:海外製85℃
        2次:日本製105℃
ファン    ボールベアリング
12V出力 270W
プラグイン有無 ×(なし)

おすすめ度★★(2/5)


<長所> 低価格だがseasonic製
<短所> 出力が小さい(300W)
       設計が古い(2005年発売)
 

Antec
NE650C

 80PLUS
ブロンズ


製造元   CWT
80PLUS  ○(ブロンズ)
コンデンサ 1次:日本製(日ケミ85℃)
        2次:日本製(日ケミ105℃)
ファン    ボールベアリング

12V出力 600W
プラグイン有無 ×(なし)

おすすめ度★★★(3/5)




<長所> 日本製コンデンサ、大き目の出力
<短所> プラグインなし

 

玄人志向
KRPW-PT600W/92+REV2.0

80PLUS
プラチナ


製造元  Enhance
コンデンサ 1次:日本製(松下105℃)
        2次:海外製(TAICON/Suscon/TEAPO)
ファン    スリーブベアリング
12V出力 588W
プラグイン有無 ×(なし)
騒音 18.0db〜24.9db(出力50%時18.0db)

おすすめ度★★★★(4/5)



<長所>静か、80PLUSがプラチナ
<短所>ファンがスリーブベアリング、プラグインなし
 

Seasonic
SSR-450RMS

80PLUS
ゴールド


製造元  Seasonic
コンデンサ 1次:日本製105℃
        2次:日本製105℃
ファン   流体軸受ベアリング
12V出力 444W
プラグイン有無 △(半プラグイン)

おすすめ度★★★★(4/5)



<長所> 部品の品質は最高ランク
<短所> 特になし、あえて言うなら出力が小さめ




上記電源の各項目ごとの比較
 耐久性:SSR-450RMS>NE650C>KRPW-PT600WREV2.0>SS-300SFD>KRPW-L5-500W
音の静かさ:SSR-450RMS>KRPW-PT600WREV2.0>KRPW-L5-500W>NE650C>SS-300SFD
12V出力:NE650C>KRPW-600WREV2.0>KRPW-L5-500W=SSR-450RMS>>SS-300SFD



(番外編)

玄人志向
KRPW-P630W/85+

ブロンズ


製造元  Enhance
80PLUS  ○(ブロンズ)
コンデンサ 1次:TEAPO105℃
        2次:TEAPO105℃
ファン   スリーブベアリング
基板    ガラスエポキシ
電圧安定性 
12V出力 50A(600W)1系統
プラグイン有無 ○

品質★★★★(3/5)

まず、結論から言うと、
悪くないです。
この機種の最大の売りは、低価格で
プラグインであることですが、
そこそこの品質を確保していることがポイントです。

Enhance製、基板はガラスエポキシ、コンデンサは海外品ですがTEAPOなので、まずまずです。
12V出力が50Aと大きいこともいいですね。

では、なぜおすすめ電源に挙げないのか。
これには2つの理由があります。
@この価格で無理してプラグイン対応にする意味があるのか
Aファンがスリーブベアリング(低寿命)

「低価格でプラグイン対応の電源が欲しい」という消費者の要望が多いことは分かります。
出せば売れるだろう、という考えも理解できます。実際、売れています。
しかし、それは商業的には成功ではあっても、本当は正しくはないのです。

なぜなら、電源としてプラグインは
「絶対に必要なものではない」からです。
プラグインはあくまで付加価値です。この価格でプラグイン対応にすると、
そのコストのシワ寄せは必ず来ます。

もしプラグイン対応でなかったなら、ファンはスリーブではなくボールベアリングにできたかもしれません。
やはり、この価格でプラグインは少々無理があると思います。
それでも、この価格としてはがんばっているとは思います。


<長所>プラグイン、12V出力が大きい
<短所>スリーブベアリング(低寿命)



Huntkey
絢風300
(HK400-52PP)

GOLD


製造元  
80PLUS  ○(GOLD)
コンデンサ 1次:HEC(海外製)
        2次:海外製
ファン   
基板 ガラスエポキシ
電圧安定性 
12V出力 22A(264W)
       12A+13A 計2系統
プラグイン有無 ×

品質★★★★(2/5)

 最近何かと話題の1万円以下のGOLD認証機種です。
この価格でGOLD認証だけあって、とにかく出力が低いです。総合出力は400Wではなく、
300Wなのでご注意ください。
 12Vが1系統あたり12A、13Aなので、かなり厳しいです。
間違ってもビデオカードは積まないように・・・。

 
コンデンサは中国製山盛りだし、GOLD認証ということ以外に特に光るものはないのでは・・・。ガラスエポキシ2層基板は、GOLDを達成するために必要だったのだと思います。

 正直いって、これを買うぐらいならseasonicのSS-300SFDで良いのでは・・・。
安いし、2次コンも日本製だし。

 なぜ売れているのか理解できません。

 この機種の使い道は、低消費電力なサーバーぐらいしか思いつきません。
いや、怪しいコンデンサ山盛りだからそれもちょっと・・・。

 だれかこいつの使い道を教えてください。

 安いGOLD認証ということで売ろうという気がみえみえです。
はっきりいっておすすめできません。

<長所>GOLD認証、静か
<短所>あまりにも低い出力、怪しいコンデンサ




高品質な電源たち
 価格  製造元 型番  80PLUS  12V合計 コンデンサ  FAN  着脱式 保護 回路数 保証年数
5000〜 Seasonic  SS-300SFD  270W  1次85℃+2次日本製105℃ 80  × ?
  Enhance SST-ST50F-ESB  450W 105℃ 日ケミ+TEAPO+Su'scon 120 SB  × 5 1
6000〜 Enhance SST-ST30SF 264W 80 ×
7000〜  Corsair CX430M 384W 1次日本製85℃+2次Teapo/Capxon 120 3
8000〜  seasonic SS-500ES 408W 日本製105℃ 80 DB × 3

 
■用語解説
12V合計:12Vの容量(アンペア)、電源の実質的な容量
12V 1系統最大:12V1系統の最大出力(CPU、ビデオカード、HDDの電力に必要)
保護回路:各種保護回路の搭載数(過電圧、過電流、過負荷、短絡、低電圧、過温度)
80PLUS:80PLUS認証取得電源(高効率) 効率順は○(スタンダード)<銅<銀<金
着脱式:着脱式モジュラーケーブル
FAN:ファン口径
DB:ダブルボールベアリング(長寿命)
SB:スリーブベアリング(静音だが低寿命)


■用語解説(補足)
・コンデンサ
    
電気を貯める部品。壊れやすいので電源の選定ポイントとして重要。
   目安として日本製105℃>日本製85℃>海外製105℃>海外製85℃
   海外製は粗悪品が多く、注意が必要。海外製の中ではTEAPOは良い方だとされる。

・ファン
   コンデンサ等の部品は熱で壊れるので、それを冷却するファンが重要となる。
   風量を増すと電源の耐久性に有利だが、音はうるさくなる。静音は耐久性には不利。
   耐久性を維持しつつ静音にするには、コンデンサ等部品の耐久性を上げることになる(価格が高くなる)
   ファンの耐久性は、流体軸受>ボールベアリング>スリーブで、一番良いとされるメーカーは山洋製。

・基板
   部品を固定する板。強度はガラスエポキシ>紙エポキシ>紙フェノール

・製造元メーカー
   設計や製造の良し悪しを判断するのは一般人には難しいので、メーカーが一応の目安となる。
   ニプロン、Zippy、Seasonic、Delta、CWT、Enhanceが良いとされる。

 
■安物電源用語
・ 「105℃コンデンサ採用」
   海外粗悪品(すぐ壊れる)の可能性あり。海外製でもTEAPOなら一応OK

・「高出力電源」
   12V出力は低い可能性あり。これが低いと無意味。

・「静音」
   ファン回転数が低い=冷却が悪い=すぐ壊れる・・・かもしれない。

・「マイナスイオン」
   電源とは無関係。



リンク集

電源容量☆皮算用☆計算機。

コンデンサメーカー一覧サイト

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2011年8月10日










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